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小説 なぜリケジョは肉食か(4)

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第4話

 まだ、ある。

 例えばだ、高大一貫の理系学校があったりするわけだ。そこに入学したはいいが、次第に肉食化し、そろそろ二年、三年経つうちに男子学生を食ってしまう。同じ学校の男子を食ってるならまだよい。

 あろうことか、その手の映像作品に出てしまったりするのもいるわけだ。わたくしたちが彼女らの欲望の増幅装置として働いているかと思うと、若干悪い気もするが、どうやら当人はそう悪い気分でもないらしい。まあ、その手はそれでよい。

 で、真逆なのもいるのである。真逆というのをこれから説明するが、少々やっかいな説明になる。要するに、男子とばかり勉強したり遊んだりしてるうちに、男性化してしまうのがいるのである。そういう女子は、つるんでる女を見て「気色悪い」と思うようであり、とはいえ当人をはたから見て気色良いか、といわれるとそうでもない。

 まず、朝、長靴を履いて学校に来る。ジーパンはいて頭はボサボサのショートである。やおら、実験室の水道でじゃぶじゃぶと石けんで頭を洗い始め、「ぷはー、気持ちええー」などと言っており、片足を膝の上にのっけて椅子にのけぞってるわけだ。しばらくすると、コンビニで買った握り飯なぞ食い始め、ことのほかやる気なさそうに牛乳で流し込む。

 周囲の男子も彼女も単なる仲間だと双方思っているので、気にもしない。すると、その女子は夏というもあるのか、あー暑い、などと一言いって、Tシャツ一枚になったりする。その部分にプロテクターはつけていないため、すけすけであるが、周囲も動揺しないし、自分も気にしない。

 そんなことをしてるうちに、卒業の時期を迎え、企業に就職したりするわけだ。さすがにまずい、と感じるのか、容姿を整えたりし始めるがもはや遅い。考え方が完全に男化しており、意識改革からはじめなければならない。

 しかしながら、そろそろ三十過ぎになるとどうでも良くなるのか、再び元の状態に戻るわけだ。わたくしはそういう女子を部下にもったことがあるが、まあ気は楽であるが、ちょっとはどうにかせよ、と、言いたい言葉を我慢して、能力だけは優秀であるから持ち上げるわけである。で、いずれかは組織替えなどで、わたくしのもとからは去って行く。

 そうして、しばらくすると、結婚式の案内状が来たりするわけで、仰天するのである。まあ、そういうのが趣味の男性もいるわけで、仲睦まじいのであるから、どうこう言う問題ではないが。

 しかしだ、果たしてこれでよいのか、という疑問をわたくしは持ったりもするのである。
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