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初恋のこと

ここでは、「初恋のこと」 に関する記事を紹介しています。
甲斐性の無い、僕自身の個人的な話をします。

中学二年生の時。山間学校がありました。

同じ班の女の子はなんとなく、僕に恋心を持ってるというのは気付いていたのですが、所詮、私はウブな中学生なわけです。

夜は別のバンガローで別れ別れになりました。でも、その子のお友達から聞いたら、その子が窓から私の名前を叫んでたそうで、たいへんにもうしわけないことをしてしまいました。後から聞いてのでしかたないのですけれど、と言い訳します。夜の十時くらいに連呼されていたそうです。ちょっとハイになってたよ、と後から聞いています。

朝は同じバンガローでご飯です。朝ご飯にサラダを出したので、それを食べたのですが、私が喋っているときに、野菜滓が同じ班の男に飛んだそうです。

それで、その男は「なんだよ、これ、くえねえじゃないか」とか言い始めまして、そうしたら一生懸命にかばってくれるわけです。

勘の悪い私ですけれど、ああ、いい子だなあと思ったりしたわけです。

一緒に煮炊きしたりして、次の日もハイキングでして、班ごとです。ですから、少人数です。で、おむすびをその子が握ったのですが、塩をつけわすれて、そのままのご飯なわけです。

それで、また同じ班のの男が文句をいいだしたので、さすがにやめさせました。

そうしたら、おしっこしたいので、周りを見守っていてくれと頼まれました。勿論、その様子を見るわけなんかないです。そうしたら、竹林の陰で、「ありがとう」とか言ってくるわけです。そんなこと頼むのは信頼のあかしを見せたかったのだから、とおもいます。

その子に告白する勇気も無いなさけない私でしたが、とても親切にしてくれました。
見た目に派手さはないけれど、ちょっと気になる子でした。ファッションは黒髪のショートの子で、おしゃれもしない、質素な人でした。それ以来のことなのかいまだにそういう女性が好きです。

その子は隣の席にすわっていました。よく、国語の時間に詩を書かされましたが、見せて、といっていちいち感動してくれるわけです。そうして褒めたりするんですが、あんまり女性を信用していなかった私はそう、くらいしか言いませんでした。基本的に、女性不信が解かれたのは彼女のおかげです。わたしの母はいわゆる毒母でしたが、女性不信がかなりありましたので。

それ以来、合ったのは成人式の二次会になります。数人で飲み会ですが、どうしようもない不良化した男が一緒にいて、何度も人身事故を起こしたことを自慢しはじめました。一人で悪行を連発し始め、あきれ果て、おしまいには仕切り始めて、その子と話をすることさえできませんでした。

でもその子はにこやかに笑ってなんとかしようとしているのです。今でも覚えていますが彼女の気なんか分からずに「いいか、女性なんだから、ちゃんとおごってやれよ、それからタクシーだ」と私に命令調で言ったのを記憶しています。


今はどうしているのでしょうか。その性格からして、いいお母さんになっているのでしょう。旦那もいい人だといいんですけど。あたりまえですけれど、再びあうことなんか絶対にしません。幸せに過ごしていることをいのるばかりです。



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