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ハンナ・ライチュ出撃編

ここでは、「ハンナ・ライチュ出撃編」 に関する記事を紹介しています。
かねてより、ハンナは実戦に出撃したかった。ドイツの誇るジェット戦闘機、Me262でだ。

止める上級士官に罵声を浴びせながら、ハンナはMe262に搭乗した。何より、連合軍の爆撃がひどい。これは何とかせねばならぬ。

Me262は、初期のジェット機なので、非常に加速性能が悪い。いらいらしながら、噴射スロットルをフルにして離陸した。このジェットは、とにかく初速を得るまでが勝負だ。ハンナ特別仕様機には開発途上のアフターバーナーと増槽までついている。それでも初期加速はどうしようもない。米軍のBなんとやらとかいう、ばかでかい爆撃機を上空から高速で一気に撃ち抜かねばならない。そうしないと、しつこい護衛戦闘機P51に追い回される。

ハンナはスロットルをフルにしたまま、直線的に加速する。レーダー基地で見た会敵場所に向かって高度を上げていく。ついに、速度は900km/hに達した。遠くにB17が見える。ハンナは高度を保ったまま、爆撃機に向かっていく。うっとうしいP51も見える。

ついにB17の上空に到達した。「こいつら!」ハンナは毒づいた。急下降しながらB17を機関砲で撃ち抜く。降下中に三機に致命的ダメージを与えた。そのまま急降下して速度を維持し、ゆるやかに旋回して上昇する。速度計が上がるのを待っているとP51が追ってくるのが見える。こいつらは最悪な戦闘機だ。失速したら終わりなのだ。だが、ハンナはそんなおろかに速度を落とすようなことはしない。P51は無視だ。P51は無駄玉を投げつけてくる。

再度、速度は800km/hを超えた。高度十分、ハンナは再びB17編隊に急降下し、さらに三機を行動不能にした。しつこいP51も巻き添えにしてやった。

もう燃料がない。ちきしょう、こいつはなんて燃費がわるいんだ。ハンナは覚悟を決めた。速度は700km台にまで落ちている。下からB17をさらに撃ち抜く。計8機を行動不能にした。巻き添えのP51はかわいそうだが、撃墜だろうな、とおもった。

ハンナは飛行場に向かって降下していった。もう十分に彼女のアドレナリンはおさまっていた。




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