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ショート小説太宰ドライフルーツ編

ここでは、「ショート小説太宰ドライフルーツ編」 に関する記事を紹介しています。
懲りないですが。

STAGE I
進駐軍が放出。何をかといえば、ドライフルウツとやらだ。乾いた果物だ、ということになる。闇市で安吾と買った。それにしてもGIとやら、やたらとアルミニユウムがすきでたまらないらしい。

STAGE II
乱暴にも、安吾がアルミニユウムを引き裂いた。これは、なんだ。カストリのカスみたいだ。落胆する安吾に、優しい私は言った、まあなんかのくいものにはちがいない、君の好きな新橋に行ってのもう。安吾はいかにもつまらなそうに頷いた。

STAGE III
安吾は店に着くなりカストリを注文した。カストリにつけたドライフルウツを一口食い、安吾は驚嘆の声を上げた。「うまいぜ、君。君もためしてみるべきだ」。

STAGE IV
安吾がうるさいので、私はどうしたものかと思案しつつ、カストリにつけた。こいつは、臭いだけだぜ、と安吾に言った。安吾が怒り出す手前で作り笑顔でやっぱり、うまいや、と言った。

STAGE V
夜、井伏さんのところに二人で行った。井伏さんは気分悪そうに、そりゃ水につけてくうもんだ、といった。安吾は気にせずカストリで食っていた。懲りないやつだ。

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